倫理研究所の考え方とその実践について

倫理研究所が研究し、活動の拠り所としている生活法則が「純粋倫理」です。
物質世界には物理という法則があり、肉体には生理という法則があるように、人間生活にも倫理という法則があります。人が他者や物や自然と関わりながらよりよく生きるためには、ある不変の法則が存在することがわかってきました。倫理研究所ではその法則を「純粋倫理」と呼んで、学問的に掘り下げるとともに、日常生活での実践を奨励し、世の中に及ぼしていく活動を展開しています。

近年では、物の価値観が多様化し、若い世代には《親へ孝養を尽くす》《礼節を重んじる》などの、日本古来の伝統的な美徳が疎んじられる風潮もみられます。街を歩けば、若者に限らず大人の間でも、自己中心的で礼儀に欠ける言動を多く目にするでしょう。「正直者は馬鹿をみる」と言われるように、倫理や道徳といったものが軽んじられる場合も少なくありません。文明やテクノロジーの発達に反比例するかのように、文化や人間性といったものは衰退していくものなのでしょうか。もっと普遍的で根本的な、守れば必ず幸福に導かれる人間生活の法則はないものか。――それを研究して見出されたものが「純粋倫理」にほかなりません。

「純粋倫理」は長年にわたる学問的探究と、研鑽を経て、倫理研究所の創設者である丸山敏雄(1892〜1951)により発見されました。それは、いつ、どこで、誰が行っても、常に正しい、皆が幸福になる道として、昭和20年に唱導されて以来、多くの人々により実践・実証されてきました。また、「こんなときはどう行動すればいいのだろう」「どうすれば人間関係をよくできるか」「人生の岐路にたったときの心構えがほしい」「この苦しみをどう受け止めればいいのか」そんな問いに答えるべく、人生の指針、道しるべとして、丸山敏雄は「純粋倫理」のエッセンスを実行しやすい17の項目に分類して1冊の書に著しました。それが『万人幸福の栞』(新世書房刊)であり、昭和24年の発刊以来、「純粋倫理」の原典として、座右の書として、多くの人に愛用されています。

「純粋倫理」はただ知っているだけでは意味がありません。また、宗教のように《念じれば通ず》といったものでもありません。実際にやってみることで、正しさがわかる法則であることから、実践に重きが置かれています。その際は、結果を求めず、「すなおな心」でやり通すこと。明朗(ほがらか)、愛和(なかよく)、喜働(よろこんではたらく)ことが何よりも大切だと『万人幸福の栞』では説かれています。

では、実践とは何をするのでしょうか。特別な修行のようなものなのでしょうか。けっしてそうではありません。「純粋倫理」は時代や場所、周囲の環境を問わず、いつでもどこでも誰でも実行できることが特長であり、これを言い換えれば、あたりまえのことを素直に喜んで実行することと言えます。たとえば《明るい挨拶》や《早起き》、《気づいたらすぐする》、《後始末をしっかりする》、《親や祖先に感謝する》など、日常の行動一つひとつに心を込め、朗らかに、安らかに、喜んで、進んで実行することで、気づかなかったことに気づき、見えなかったものが見えてきます。いつしか自分の心に変化が表れ、生活が改善され、自分だけでなく周囲にもいい影響がでてくるのです。また、「人を変えよう」とするのではなく「自分が変わること」が大切です。

倫理研究所は民間の社会教育団体として、昭和20年に創立以来、「純粋倫理」を拠り所とした学習・実践・普及活動を展開してきました。個人会員が属する「家庭倫理の会」と、法人会員が属する「倫理法人会」が活動の両軸であり、個人会員は約18万人、法人会員は約6万社に及んでいます。また、日本国内にとどまらず、その輪は中国・台湾・アメリカ・ブラジルなど海外にも広がっています。

一般社団法人 倫理研究所
http://www.rinri-jpn.or.jp/

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