八ツ田和夫、自営業への道

八ツ田和夫は、工業系の大学を卒業した後に地元の工場に就職しました。物作りが好きで、とにかく工具や機械に囲まれていれば幸せを感じるという心境でした。大学で多くの知識を得ていたので、入社してからの日々は評価を上げるばかりで順風満帆です。
すべてが順調でも、人は立ち止まって自分の人生を考える物です。八ツ田和夫も、これで良いのか、このままで良いのかなど様々な考えが交錯し悩みました。今より良い生活を望むのはすべての人間に共通しますが、そこにはリスクも存在します。そのリスクをあえて冒して、新たな暮らしを得るか、今の順調な社会人生活を続けるか悩んでいた時に、意外な生き方を知ります。
八ツ田和夫は、今までどこかに所属することしか考えていませんでしたが、自営業という生き方をテレビの特集で見て感銘を受けました。稼いだお金は、税金を除けばすべて自分の懐に入りますし休日の決定も自由に選択できます。そして、自営業は定年制などなく極端に言えば自身が動けなくなるまで営業することができます。
このように、すべてを自分の思い通りにできる生き方に心地良さや希望を感じ、自営業の道へ進むと決めました。そして、何も考えないまま工場を辞めたのです。

八ツ田和夫は、いわゆる自分探しの旅に出ました。何に魅力を感じるか、何をしたいのかというテーマを設定し全国を歩いたのです。
まず八ツ田和夫が魅力に感じたのは田舎暮らしで、静かな環境の中で過ごす毎日に憧れました。単に暮らすだけでは生きていけないので、田舎で何らかのビジネスをしなければいけません。そして思いついたのが古民家と蕎麦という組み合わせです。
田舎の古民家を買い取り、改装をして蕎麦屋にする計画で、物件は多数あったので困らなかったのですが、蕎麦を一から始めることに関しては苦労しました。これまで物作り一筋に生きてきたとは言えど、食の製造に携わるのは人生初めてです。近くの蕎麦屋で修行をしつつ、古民家の改装を手伝うという忙しい日々を数年過ごした結果、ついに準備が整いました。
八ツ田和夫は、営業する為の手続きを終えて古民家蕎麦屋を開業しました。独身なので一人で切り盛りするのが困難ではありましたが、一つ一つこなしていくことで蕎麦屋も軌道に乗りました。蕎麦作りの腕も日数を重ねるごとに上達しましたし、古民家の蕎麦屋という雰囲気も女性を中心に受けました。
収入はそれほどサラリーマン時代と変わりませんが、自由な暮らしを手に入れて幸せに暮らしています。

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