人を幸せにする仕事がしたい、大坪義明さん

大坪義明さんが「結婚」に興味を持ち始めたのは中学生の頃でした。昔から仲が良かった従兄弟の結婚式に招待された大坪義明さんは、そこで幼い頃からよく知っている従兄弟が今までに見たこともないほど幸せそうにしているのを見たのです。いつか大きくなったら人を幸せにする仕事がしたい、将来の夢をそんな風に感じていた大坪義明さんは、「結婚」はこんなにも人を幸せにするんだ、と強く感じ、その日から、将来は「結婚」に携わる仕事がしたい、と心の中で誓ったのでした。

大学生になった大坪義明さんは、結婚式場での配膳のアルバイトを始めました。結婚披露宴で料理を運ぶ仕事をしながら、より「結婚」に深く関わる仕事がしたい、という思いを強くします。そして大学卒業後、大坪義明さんは結婚式場も併設しているホテルに就職しました。「結婚」に関わる仕事がしたかった大坪義明さんはブライダル事業部への配属を希望しましたが、配属されたのは宿泊予約部。お客様からの宿泊予約や営業業務を担当しました。その後異動したいと何度も上司に掛け合いながら5年間働き続けましたが、希望が受理されることはありませんでした。やりたいことを目の前にしながらできないジレンマに苦しみ続けた大坪義明さんは27歳の時、とうとう退職を決意します。そしてブライダル専門の企業に転職、念願の「人を幸せにする仕事」につくことができたのでした。新たに働く場所となったブライダルプロデュース会社はとても忙しい会社で、大坪義明さんは昼夜問わず休日を返上して働き続けました。そしてその結果、働き過ぎが原因で体調を崩してしまうことになり、わずか1年で退職を余儀なくされてしまったのです。元々人と接することが好きだった彼は、その後接客業を中心にさまざまな仕事を転々とします。しかし33歳になった時、やはり本当に好きなことを仕事にしたい、と思い立ちました。そして大坪義明さんは結婚相談所に転職、結婚アドバイザーとなりました。この仕事は未経験でしたが、それまで培ってきたキャリアやスキルを大きくアピールしたたことが実を結びました。

大坪義明さんの現在の仕事内容は、まずお客様が来店されたらどんな相手や結婚生活を希望しているかヒアリングを行い、入会してもらえるようサービスの説明を行うことです。そして入会された会員様が理想の結婚を出来るよう、様々な角度からのサポートを行っています。結婚アドバイザーの仕事はお叱りを受けることや辛いことも多いけれど、その反面、嬉しいことも多いそうです。彼が担当して初めて成婚した男性は、成婚が決まった後、とても心温まる手紙を送ってくれたのだとか。その男性はその後も毎年年賀状を送ってくれるそうで、結婚後も幸せな家庭を築いているんだ、と思うとこの仕事をやっていて本当によかったと心から思う、と言います。現在では自らのキャリアを積むかたわら新人教育も担当しているなど、仕事の幅も広がっているようです。

これまでの人生ではひたすら人を幸せにすることだけを考えつづけてきた大坪義明さん。最近はようやく自分も幸せになりたいと感じ始めているようです。現在付き合っている彼女とは同じ職場で出会い、結婚の予定も決まっている模様。いざ自分が結婚することになったことで、これからはよりお客様の気持ちになって考えることができる、と言う彼の真面目さに、同僚たちは微笑みながらも少し呆れているようです。もちろんその結婚式には彼に夢を与えてくれた従兄弟も招待するとのこと。もしかするとその結婚式での彼の幸せそうな顔を見て、「結婚」の素晴らしさに気づく誰かがまた生まれる、なんてこともあるかもしれませんね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

最新投稿記事

  1. 近年、残業代不払いや医療過誤、仮想通貨取引詐欺など、人々の善意に付け込んだ悪質な事件が横行しています…
  2. ハウスクリーニング 高崎なら、おそうじ革命 高崎店へご依頼ください。高品質なクリーニング技術を低価格…
  3. 会計や税務に関してお悩みはありませんか。熱海 税理士を探している方にぴったりな税務会計事務所がありま…
ページ上部へ戻る